某国立大学・阿部研究室のブログ。ビジネスのコミュニケーションのことを、週1回ぐらい書きます。
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久しぶりの書き込みです。
さて、『5つのビジネス・スキル』を上梓して、学生からベテラン・ビジネスマンまで様々な方に読んでいただきました。それで感想を色々聞かせてもらって分かってきたことなのですが、この本を難しいと言う人と、優しくて簡単だと言う人に、けっこう分かれるということです。 私は、当然ビジネス経験を積んだ方、あるいは人生経験を積んだ方には比較的易しいかなと考えていたのですが、年齢や経験で理解度が変わるというよりは(それらも重要な要素の一つかもしれませんが)、ほとんど社会経験のない学生さんでも分かる人には分かるようです。逆に、社会経験を積んだ方でも難しいと感じる方が結構大勢おられるようです。つまり、その差を分けるものは、ある種のビジネス・センスと判断せざるを得ない、と最近思うようになりました。 社会経験を積んだ方でも、私の本を難しいと感じるのは、大きく分けて、公務員(もしくは公務員的な仕事)の方と、心理学系の職種の方に多い気がします(あくまでも少数事例の印象論です)。公務員の仕事に関しては、私も時々反省する(というのも私は国立大学に勤務していて、当然公務員的仕事が多いので)のですが、やはり相手(仕事仲間や顧客等)のことを考えないで型通りに仕事を進めていくことが多いので、それに慣れきってしまっているということがあると思います。逆に言えば、そうした習慣を断ち切れば、組織改善の余地はあるかもしれません。 もう一つ、心理学系の人ですが、元々そうしたことを仕事に選ぶ人は人の心の内側に関心があり、あまり外側に関心がないのかもしれません。 私もゼミや研修で心理学の演習を利用させてもらっていますが、それらの演習とビジネスが、元々のテキストではあまり結びついていないなと感じることがありました。心理学者で、ビジネスに興味がある人は、やはり少ないのではないでしょうか。「天は二物を与えず」ということかもしれません。 私の仕事の一つは、心理学的演習をビジネスに役立つように改善し、(研究上のデータの紹介や理論の説明なども含めて)研修等において、トータルで組織改善に貢献するように努力することだと思います。 ▲ by choimaji | 2009-03-19 15:29 大学の教員というのは、かなりの程度仕事内容は自己裁量に任せられていることが多いです。基本的に自由でよいのですが、仕事をサボってしまう日があったり、逆に必要以上にやり過ぎて疲れてしまうことがあります。一般の会社に所属する在宅勤務者なども、同じ問題を抱えていることでしょう。
そんなわけで、最近、大まかな時間的指針を自分の中で考えてみました。だいたい、こんな感じです。 ・研究1(資料の読み込みなどのインプット) =2時間程度 ・研究2(執筆・口頭発表などのアウトプット) =2時間程度 ・教育(講義の準備、採点など) =2時間程度 ・事務(会議や書類作成など) =2時間程度 ・教養(直近の研究とは関係ない読書など) =2時間程度 トータル10時間ぐらいですね。私の場合、睡眠時間を長くとらないと疲れが抜けないので(苦笑)、食事や入浴の時間はしょうがないから、せいぜいこんなところです。 もちろん、上で挙げたのはあくまで目安で、一日試験監督や会議などで潰れる日もあります。こういう時間は極力減らしたいというのがホンネですが、大学に所属している以上やむを得ない面があります。 教養に2時間というのは多すぎかもしれませんが、直近の研究に囚われすぎると視野が狭くなると思いますし、他章読み物的なものも読まないとやはり疲れますので。たとえば、今、藤本隆志『ウィトゲンシュタイン』、高山宏『近代文化史入門』(ともに講談社学術文庫)などを読んでいますが、たまにこういう直接研究との関連が薄い本を読むとホッとします。経営学関連の本はオヤジ臭いものが多い(読んでいてあまり気分がよろしくない)のも、その一因かもしれません。 ▲ by choimaji | 2008-01-18 20:38
昨年度「組織コミュニケーション論」受講者の感想より抜粋したものを紹介します。
・ 集団においてプレゼンテーションをするという行為が、自分の為になりました。相手に自分の気持ちをどう上手に伝えるか、限られた時間の中で自分の意図するものを伝えられるかを学びました。今回のこの講義を受けて、コミュニケーションの大切さ、また、難しさということがわかりました。非常にわかりやすく実用的なことを教えていただきありがとうございました。 ・ 授業の際、先生がおっしゃっていた「顔を上げる」などの基本的なことは、なぜ注意点に含まれるのか疑問だったが、いざ自分がやってみて簡単ではないということを感じた。プレゼンは緊張するが、これから先役立つことだと思うので、また機会があれば挑戦したい。 ・ 実際にプレゼンをして、互いに評価をし合うことで、「こういう評価の項目があるから気をつけなくては」という、いつも他の授業では気にしていなかったプレゼンの進め方を学べてとても参考になりました。見た目なども人に与える印象に変化を与えるということを聞き、ひどく考えさせられました。 ・ 話す際の声の大きさ、間の取り方によって人に与える印象がこうも違ってくるのかと驚いた。一緒に受けている友達が授業後さっそく部活に応用していた。 ・ 他の授業でもプレゼンをしたことがあったが、この授業で習ったようなことまで注意して発表をしたことがなかったので勉強になった。実際、この授業でプレゼンをしたときは、以前にプレゼンをしたときよりも上手く発表できたと思う。 ・ 商大は実学を重点におきつつも、今まで受けた講義では人の前に出て発言する機会は全くといっていいほどなかった。しかし今講義では受講者が多いにも拘らず、グループ分けをし、人前で発言する機会が与えられ、大変貴重な体験ができた。後輩にも履修をすすめたくなる講義でした。 ・ 授業内でプレゼンを行う機会はこれまで何度かありましたが、今回のように具体的にどういう条件を満たしていたらよいのか、ということを学ぶ機会はあまりありませんでした、聞く人に対してただ喋るのではなく、順序立てて、顔を上げてボディーランゲージも使いながら話すことでより自分の考えを伝えられるということを学びました。先日英語の授業でプレゼンをする機会があり、早速活用させていただきました。 ▲ by choimaji | 2007-05-18 21:16 ゴールデン・ウイークの後半、愛車で道北旅行を楽しみました。下の写真は、美深町(旭川市より北の町)にあるペンションで撮ったものです。少しラルフローレンあたりのCMを意識して(?)ポーズを取ってみました(笑い)。一応ポージングの練習ということで。
![]() ▲ by choimaji | 2007-05-18 20:29 阿部研究室秘書・アシスタントの鈴木です。これまでビジネス・コミュニケーションという分野に関しては全くの門外漢でしたが、今回阿部の目指す研修機関立ち上げに関わることとなり、現在私自身が日々勉強、研修中の身です。
そうした中、去る5月13日に行われたコーチングの勉強会に参加する機会を得ました。とても興味深い体験でしたので、少しご報告します。 『北海道コーチング2007』というこのイベントは、日本コーチング協会北海道チャプターの設立4周年記念として行われました。参加者は100名ほどで、専門的なコーチやカウンセラーだけでなく、むしろ一般の企業、看護、教育関係などの仕事をしている人が多かったようで、老若男女様々な顔ぶれでした。 まずは国際コーチ連盟マスター認定コーチの宮崎順一氏、樋口富砂子氏のお話で、コーチングとはどういうものか?を学び、ウォーミングアップとして、知らない人ととにかく話してみる、ということをしました。挨拶や職業を尋ねる程度でしたが、初対面の人と次々と会話を交わすというだけで緊張、会場の熱気と相まって汗が噴き出しました。さらに二人組になり、「空想ヒーローインタビュー」を行いました。これは、野球選手や歌手など、成功した自分になりきってインタビューに答えるというもので、私も一流企業の有能秘書になりきって、楽しみながら自分の気持ちを高めることができました。最後に、新進気鋭の女性コーチ、石川尚子氏が皆の前で実際のコーチング場面を再現されました。まずクライアントの気持ちをほぐして信頼関係を築き、話を聞き、質問をし、目標に向かっての自発的な意思決定を促す、コーチングの理論通りの見事な技術?に目を見張る思いの中、午前の部が終了しました。 More ▲ by choimaji | 2007-05-17 12:14 昨年、西洋中世社会史の泰斗である阿部謹也先生が逝去されました。なぜ私が氏のことを、直接習ったこともないのに「先生」とここで呼ぶかといえば、社会史において色々著作を通じてですが勉強させていただいたのみならず、私が勤務する大学の大先輩であられるからなのです。阿部謹也先生は、確か29才の時に小樽商大に赴任され、それから12年間勤務されました。この間の事情は、『北の街にて』という本に詳しく出ています。
さて、先日ほんの数十分ですが、阿部謹也先生の番組を拝見することが出来ました。その番組で、先生は、「日本人は世間というものに縛られていて、個人の自由を充分に享受していない」というメッセージを繰り返し訴えておられました。東京芸大での講演では、西欧絵画の変遷を追いながら、西欧において個人の尊厳というものが確立されていった過程というものを説いておられて、印象的でした。 ところで、私は最近考えるのですが、ブログや掲示板における誹謗中傷などを繰り返す人は、いったい個人の品格や尊厳というものを、どう捉えているのだろうと疑問に思うのです。ひょっとしたら、そういう人たちは、普段「いい人」で居るのかもしれません。しかし、それは「世間」に雁字搦めになっているだけであって、本当に「良い(善い)人」ではないのではないでしょうか? 却って「世間」に縛られている分、自己を確立することが出来ず、フラストレーションが溜まっていて、そうでない自分を発揮する人を見ると憎らしく思うのではないかと私は考えるのです。 そのように考えると、西洋中世社会史家であられる阿部謹也先生が「世間」というものの研究に取り組まれた現代的意味が、いよいよ増してくるように思います。 ともあれ、末筆ながら、謹んで阿部謹也先生のご冥福をお祈りします。 ▲ by choimaji | 2007-05-10 20:07
今日、研究室のロゴがとりあえず出来ました。原案は私が出し、秘書兼アシスタントのスズキさんがイラストレーターを使って作ってくれたものです。これから少しずつ改良を加えていきますが、基本はこの形で、研究室のマークとして使っていく予定です。
なぜ蛇かと言いますと、私と連れが共に蛇年生まれであり、なおかつ私がアルファロメオ(イタリア車の)のファンだからです。それに各地の信仰で「神の化身」の意味もありますしね。組織のコミュニケーションを改善し、社会をほんの少しでも良いものにするという私の目標にぴったりです。 星は、安倍晴明(陰陽道)--彼の在り方に憧れます--と阿部研究室をかけているのと、単純に将来の希望を表す意味で付けました。 ![]() ▲ by choimaji | 2007-05-03 13:09 < 前のページ次のページ >
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